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木造薬師如来坐像 及び 十二神将像

薬師谷山腹にあるお堂内の仏像群は,『嘉穂郡誌』にも登場する古仏群で、昭和58年(1983)に町の有形文化財に指定されました。

薬師如来は、クスの一木造で像高77.5cmを測り、平安前期に遡る貴重な木仏で、左手には薬壺が置かれていました。膝前や腹部、両手は後の修理を受けたもので、宝暦13年(1763)の年号と地元有志及び仏師名があります。

十二神将像は、ヒノキの一木造で薬師如来より若干下る時期のもので平安後期の作と考えられます。12軀が揃っていますが、その内4軀は台座も木造薬師如来坐像体部と共木から掘り出され、残り8軀も同じ手によるものですが、台座や足部が修理されています。

木造薬師如来坐像 及び 十二神将像

所在地:嘉麻市宮吉116番地

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