ここは、江戸時代に秋月藩の米蔵と、年貢米の積み出し場であった舟入場が置かれていた所です。米は遠賀川を下って瀬戸内海を通り、大阪の市場まで運ばれていました。現在、この場所には水神社と安政5年(1858)銘の記念碑が残っています。
碑文には、上臼井村と馬見村の大庄屋が中心となって、寛政7年(1795)に遠賀川水運が開通した、と記されています。これによって、これまで牛馬による輸送を行っていた農民の負担は軽くなり、八反田近隣には多くの商売が繁盛したようです。八反田舟入場の復元模型は碓井郷土館に展示しています。
また、毎年4月15日には上臼井行政区の方々により、神社のしめ縄張りと掃除が行われています。
所在地:嘉麻市上臼井(光代新橋近く)
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